廣田 瑞季

慶應義塾大学環境情報学部卒業。2015年に阪和興業株式会社に入社、国内流通及び輸出入業務を担当。2019年株式会社電通に入社、大手飲料メーカーや化粧品メーカーの広告戦略に従事し、クロスメディア広告やファンマーケティングを手掛ける。2022年7月にスリーエスキャピタルに参画。2023年5月にCareCraftを設立し、延世大学(韓国)への留学経験をもとに、日韓を中心としたグローバル医療ツーリズム事業を主導。

新規事業のマーケティングをきっかけに、0から事業を作り拡大させていくことに魅力を感じた

大学時代の友人が勤務していることをきっかけにスリーエスキャピタルを知り、広告代理店時代の知識を活用して新規事業のマーケティングを手伝うことになりました。サービスの拡大について試行錯誤するうちに0から事業を作り拡大させていくことに魅力を感じ、自分でも事業を立ち上げたいと思うようになりました。自分で起業し事業を立ち上げるには経験も知識も不足していたため、スリーエスキャピタルで新規事業に携わりながら経験を積もうと考え、入社を決めました。最初に楽しい会社だと紹介してくれた友人に感謝です!

株式会社CareCraftを設立、医療ツーリズム事業を主導

現在、インキュベーション部門にて株式会社CareCraftを設立し、医療ツーリズム事業を主導しています。国境を越えた往来が活発になった現代において、自国以外で医療行為を受けたいと思った方をサポートしたいと思い、まずは韓国の美容医療を受ける日本の方をサポートしています。韓国の美容医療はレベルが高い分クリニック数も多く、クリニックの情報収集に対する負担が大きい点や、韓国で大掛かりな施術を受けた際のアフターケアが不足しているという問題がありました。そこで、日本の方からも韓国の美容医療情報がわかりやすいアプリの開発と、韓国現地や日本でのアフターケアの提供を行っています。まだ立ち上げたばかりの事業なので、事業計画の設立から韓国のクリニックとの契約、日本のユーザーに対するマーケティング等幅広い業務に従事でき、刺激的な日々を送っています。

マネジメント層とのコミュニケーションによる強い組織作りが出来ていると感じる

入社前に感じていた通り、誰かがやりたいと言ったことに対し全員で真剣に向き合い、全面的にバックアップする体制が整っています。マネジメント層が日頃から社員一人一人とコミュニケーションを取り、各人の得意分野や挑戦したい分野を把握しているため、より“強い”組織づくりができているとも感じています。例え結果的に失敗したとしても、自ら考えて行動や発言をした人が評価を受けやすい環境でもあります。また、様々なバックグラウンドを持つ社員が集まっているため、わからないことや困ったことに対して複数の切り口から解決策を提案してもらえることが多く、日々自分の知見が広まっていく喜びがあります。

スリーエスキャピタルグループとして初の1億円の資金調達を達成

最近の話ですが、スリーエスキャピタルグループとして初となる1億円の資金調達を株式会社CareCraftで達成したことです。コロナが落ち着き日韓の往来が再び活発になる中で、スピード感を出して事業を進める必要がありました。そこで、社内予算で少しずつ拡大させるのではなく、外部資金を投入して開発・マーケティング・営業にしっかり予算をかけられる選択をしました。投資家の方との面談の度に自分の考えに甘い部分があったことに気づかされ、事業計画や資本政策を何度も練り直しました。面談を重ねて出資をしていただけるとなったときは、事業の可能性を信じてもらえたことが嬉しく、また必ず成功させたいと改めて気を引き締めました。

美容医療を受ける全ての人の必携サービスを目指す

今後は立ち上げた株式会社CareCraftを成長させていきたいです。まずは韓国の美容医療がより身近なものになった際の必携サービスとして利用してもらえるようにプロダクトの質を高めることが最優先だと考えています。いまはメンバー個々の力に依存することが多いので、組織としての体制も整えていきたいです。
また、会社のミッションとして「自分の身体と心を愛するために国境を越えた最良の選択肢を」ということを掲げているので、まずは私自身が自分を愛して幸せであり続けたいと思います!